難関公立高校合格は難しくない。北野・茨木・豊中高校・文理学科
| 勉強法基礎知識
今日は進路指導の責任者、大嶋先生に来ていただきました。
よろしくお願いします。
今日はすごい大きなテーマを話してくれるのですが「難関公立高校の合格は難しくない」と。
言っていいですか?
いや、だめですね(笑)
難関公立高校受験塾としては我々はまだ5年ですけど、いろいろノウハウを蓄積してきました。それの一部を紹介しちゃうということですか?
はい。
・・・怖い。怖い なそれは。それを教えてくれるみたいなので、ぜひ参考にしてください。
難関公立高校に合格するためのポイント①
難関公立高校は北野高校・茨木高校・豊中高校、そして春日丘とかもそうですが、倍率が1.5倍を超えますね。北野はそんなに行かないけれど、高いところだと1.6倍とか1.7倍いきます。合格率が66%ぐらいなので、全国的に見ても公立高校の一般入試としてはものすごく高いんですね。
難しいから難関だと言われるわけですが、合格するためのポイントがあるということなんですね。
はい。
教えれる範囲で教えてください。
はい。子供さんも親御さんも我々も「入試問題を知る」ことが大切になります。
いやでも過去問いっぱいありますから、みんな知ってますよ。
知った上で行動を変えていくのが一つの鍵になります。
行動というのは勉強の仕方ができていないことですか?
はい。
今、全塾を敵に回しましたね。私じゃありません、大嶋が言ってます。
みんな入試問題に向けた勉強も間違えてるということですね。
数学はやはり図形が合格ポイント
例えば、大嶋先生の専門である数学なら、どんなポイントがありますか?
もちろんいっぱいありますが、一番は大阪のC問題が半分以上図形だということから、図形対策が一番の鍵になります。
そうですね。だいたい半分ぐらい図形を頑張らないといけないというのは、みんな分かってますよね。中2・中3の受験生はみんな分かってますよ。で、それはどういうことですか?
小中学校のカリキュラムを考えたときに、年間通して図形を触る機会が3分の1もないという現状があります。
学校の進度に合わせて対策をしていくのであれば、やはり最終的に半分以上 図形問題を問われる大阪の入試問題に対して、攻略していくのはなかなか難しいと考えています。
普通は学校に合った進め方をしますよね。そうするとおのずと図形をあんまり勉強する量も限られてしまうと。
そうです。
それじゃダメだということですか?どのぐらいやったらいいんですか?
毎週です。それを小4・小5から年間を通してずっとやっていきます。小5〜中2までの間に図形に毎週接していると、おのずと結果が変わってきます。
図形が半分出るなら、勉強にもっと図形を取り入れていかないといけないのに、案外やれてないということですね。
入試問題は大きく変わったのに、それに合った勉強の仕方をやれていない、塾からするとやらせてない というところがあるのかもしれないですね。
それで大きく変わってきますか?
やっぱり変わってきます。
この前英語の八田先生が言っていましたが、入試の大半がリーディングとリスニングなのに単語とか文法教えてる場合ちゃうよ、というね。それと一緒ですよね。
具体的に変えていかないといけないんです。
難関公立高校に合格するためのポイント②
もう一方やるとしたら何ですか?
先ほどお話した内容は、中学2年生までできることです。受験を見据えて逆算で1年生・2年生の間にできること、小学校5年生・6年生でできることを各教科考えながらやっているのが我々の特徴です。それで半分以上は決まります。
ただ3年生の1年間でもう半分決まると思ってます。大阪の公立入試問題が難しいからこそ、残りの1年間で1から10まで全部こなすのは、なかなか現実的に難しいです。
まあ、そうですよね。
まず受験校に対して、残り1年間の中で教科のバランス、得意・不得意を考えながら「できること」と 「できないこと」を判断しつつ、一人一人に対して受験戦略を立てていくことで、合格の可能性を1%でも上げられると思ってます。
一人一人の戦略が違うということですね。
違います。
確かにそれは違うでしょうね。志望校も違うし、学力も違うわけですから。でも、そんなこと現実的にできます?
やってます、駿台・浜学園は。でも、なかなか簡単なことじゃないです。一人一人のポイントが違うわけですから。
茨木高校と豊中高校は勉強の軸がまったく違う
例えばこの夏休みも、それぞれ勉強する重点ポイントが変わるということですか?
変わります。
北野高校・茨木高校・豊中高校 ・文理学科・・・。例えば茨木高校と豊中高校は同じ文理学科だから、勉強の仕方は一緒じゃないんですか?
それが一緒じゃないんですよ。この2校でもぜんぜん違います。
そうなんですか?例えばどういう違いがあるんですか?
茨木高校志望者の勉強の軸とは?
茨木高校であれば、この夏休みで合格の分け目になる教科は、◎◎と◎◎(秘密)です。なのでこの夏休みは、◎◎と◎◎(秘密)にポイントを当てていくことが必要になります。
ただ目先の◎◎と◎◎(秘密)の点数にとらわれて、◎◎と◎◎(秘密)の勉強ができなければ、茨木高校の合格率は下がってしまいます。
夏はそうなりがちだけれども、我慢してそこを勉強していくのが茨木?
そうです。
豊中高校志望者の勉強の軸とは?
豊中高校だったら違うんですか?
豊中高校の場合は当日の点数を見たときに、◎◎と◎◎(秘密)この2つの軸で合格の可能性は8割方決まると思っています。
残りの20%は◎◎と◎◎(秘密)の勉強はするんですが、まずは確実に◎◎と◎◎(秘密)を夏に固められるかどうかが、豊中高校に受験できるかどうか、合格できるかどうかが決まります。
志望校によって勉強の軸を分けてるということですか?
完全に分けています。
毎年受験生を見ていて、残念ながら不合格になった時のパターンが見えてきているので、だからこそ間違った方向に行かしたくないということでやっているということですね。わかりました。
その2つのポイントで合格率を上げているということですね。
大嶋先生から受験生へメッセージ
大阪の公立高校入試に限ったことではありませんが、毎年受験生を見させてもらう中で、合否が分かれるポイントが2つあると思ってます。
一つは受験戦略をちゃんと立てたかどうか。これに関しては目標が決まらなければ道は決まりません。がむしゃらに頑張れば必ず報われるのが高校受験ではありません。いま何が必要なのか?そこを見極めながら頑張ってきた子たちが最終的に合格していきます。
いま何すべきか?周りの塾の先生 、学校の先生、 おうちの方、いろいろな人たちに情報を聞きながら受験勉強も頑張れば、春に笑っている結果になると思っています。
ただその一方で、これも毎年受験生を送り出していて感じることなのですが、本気でやったかどうかというのは合格・不合格の大きな分かれ目になると思っています。
最後の最後でE判定の子が逆転を起こしたり、A判定の子が泣いたりであったりとか、いろんなことが起こります。理由がない不合格はないと思っています。
1年間を振り返った時に、後悔が残るような受験生活を送ってしまったら、当日必ずその後悔というのは悪い方向に出てしまうことが多いので、後悔のない受験生活を残り半年間 送ってもらいたいなと思っています。
受験生がんばれ!