国語の点数が爆上がり!設問パターンから導き出すズルい解答テクニック
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今回は国語の責任者をしている平野先生に来ていただきました。よろしくお願いします!
お願いします!
さっそくですが今日はどんな話ですか?
国語の点数はすぐに上がる
「国語の点数はすぐに上がる」です。
おー、そんなこと言って大丈夫ですか?国語はなかなか成績が上がりにくいイメージがあります。英・数に比べると、結果の出にくい教科かなと思いきや!
そうですね。
国語といっても漢字や古典、作文、文法、読解とかいろいろありますが、上がるというのどれになりますか。
「読解」です。
一番上がりにくい読解ですか!
今の国語は文章がむずかしくなっていきますよね。小学、中学、高校になるに従って素材がむずかしくなってきて、理解できないので解けない・・・。安定しないというか。
他には本をあまり読んでいないと問題を解けないとか、ちまたで言われていますけども、そういうことではないんですか?
そういうことではないですね。
じゃあ、国語の読解力をすぐ上げる方法ついて、詳しく教えてください!
小学5年生までにやっておくべきこと
当然、小学3年生〜5年生の間はすぐに上がらないです。これらの学年はやるべきことをしっかりとコツコツとやっていく。
土台を作る学年なので、学校で言われる音読をしっかりやったり、漢字の練習をたくさん回数こなしたり、基本的なことを果たした生徒がすぐに成績が上がっていくようになります。
駿台・浜学園の対象学年は4年生ですが、4年生、5年生までは漢字をしっかりと覚えたりとか、文章をたくさん読んだりとか、設問を解いたりとか、基本的な文法を覚えたりとか、バランスよく基礎をしっかりと学んでいくことがまず大事ということですね。
そうですね。
6年生になると違う方法論で教えているんですか?
6年生ぐらいになると会話のやりとりがある程度スムーズになされることもあります。
それに伴って塾での問答もスムーズにできるようになったりとか、設問から問われていることを読み取る。この力が少しずつできあがってくるのが、6年生ぐらいかなという感じです。
じゃあ、土台ができたら、6年生や中学生にどんな方法を伝授するんですか?
問題の本文を中心に考えるのではなく・・・
国語で一般的にあるのは、本文が読めたかどうか、 筆者の意見が取れたかどうかを中心にしますけれども、私は本文・文章は当然読みますが、設問をしっかり見るということなんですね。
文章の見方を研究するのではなくて、設問を研究していくということですね。設問を研究したら答えが出てくるんですか?
そうなんです。
どういうことですか?
設問にはパターンがある
例えば数学だったら公式が複数あって、公式を覚えていればある程度問題を解決することができますよね。しかし、私も学生当時はやはり悩みましたけれども、国語は公式がないんです。だから、 何をどうしたらいいのか分からない。
まして指導する立場に立った時に、どう教えたらいいかが分からなかったんです。しかし、それを研究していくと、なんとですね、設問のパターンには◎つしかないんです。
えぇ?!そうなんですか?
そうなんです。逆に言えば 「たった」なんです。 「しか」ないんです。
文章はごまんとありますよね。文章をいかに読むかというのは、やっぱり文章によって左右されますもんね。
そうですね。
でも、設問はそれだけに集約されてるんですか?
そうなんですよ。だから国語の成績が安定するんです。
設問からパターンを見つけたら次にすること
例えば、設問にはパターンがあって、それを知っていればいいということなんですね。
それを見抜いて 「あっ!これはこのパターンだ」「これはこの設問だ」って分析から分かったら、次はどうするんですか?
「文字を見るだけ」で「 表現を見るだけ」で、パターンは判断できます。
そうなんですね!その後はどうするんですか?
その後はヒントを取り文中に入っていくのですが、この時もいろいろとルールがあります。
これをトレーニングしていないと速く解くことはできませんし、早く点数を上げることはできないんです。
なら、文章のどこに答えが載ってるかは、パターンによって決まってくるんですか?
決まってます。
そこを訓練していれば、精度はどんどん上がっていく?
上がっていきますね。
読解のスピードを上げるには
先生はそれをどうやってそれを伝授していってるんですか?
1人でトレーニングする。これである程度成績は上がります。深く勉強しますから、精度は上がります。しかし、唯一スピードが上がってこないんです。やはり 1人で頑張るというのに限界がありますね。
例えばそうですね、100m走を思い浮かべてみると分かりやすいと思います。走るスピードを上げていくには 、走るフォームを考えないといけません。そして何回もトレーニングしないといけません。そして、1人で頑張るのではなく、周りの競争相手と比較しながらタイムを上げていく。これは塾の授業でも一緒です。
うちは集団塾ですから、自分1人で頑張ることと、先生が各人のやり方を見てフォームをしっかり整える。そして、各自で宿題等で自分でトレーニングをする。あとは競争をしていくんですね。
平野先生は生徒に発問することがすごく多いですね。授業内で生徒とやり取りする時に、解答に導く手法を引き出していくわけですよね。
そうですね。1人の生徒へ発問するとやり取りが発生します。それを見ている生徒たちも、そこに導かれていくことを見て学んでいくんです。
自分の考えとどう違うかとかも見られるし、それのほうが成長が早いんですね。
それを訓練していけば、国語の点数が安定していくんですか?
安定しますね。むしろ生徒たちが解説をするようになります。ですから、私は授業の中では「私の言ったフレーズを使って説明してごらん」 こう言いますね。そして生徒は自分で説明していきます。
すごいですね!そうなればもう合格点を取れる?
そうですね。大学受験まで役立ちますね。もっと言いましょうか。大学受験のパターンはたった◎つです(笑)。国立大です。
これも隠しときましょう!
注意!こんな国語の授業では成績は上がりません
やっぱり国語って上がらないイメージがあるし、量をこなすしかないみたいなところがあるじゃないですか。だから、国語の授業を受けても上がった気がしないから実感がわかないですよね。
それは塾の先生も一緒じゃないですかね。「国語は時間がかかります」がやはり多いんです。それは課題の解決を先延ばししている、その裏返しであるので。
じゃあ、こういう授業を受けていたらアカンよという授業は何ですか?
一番多いのは「筆者の考えだと思うところに線を引っ張ってもらう」。わからんから塾に来ているのに(笑)。
ほとんどの塾がそうですよね。
ただ、筆者の意見が書かれている場所は決まっています。
そうなんですか?
ここでは言えませんが(笑)。
あとは「先生が喋り過ぎる授業」、「解説し過ぎる授業」です。それは先生の読解であり、子どもたちの読解ではないんですね。こういう授業は分かった気になるんですよ。あとは、「大事なところを先生が声を大きく言う授業」です。
あるあるー
まとめ
いろいろ分かりました。
国語はたくさんの文章を読んだり、筆者の意見をまとめたり、 線を引くとかではなくて、設問に注目した読解法があるということですね。
それが今の求められている入試になります。本を読むことは人生を豊かにします。しかし、点数を上げるにはやはり遠回り、時間がかかってしまうので、早く点数を上げたいなら設問分析から始めていくのがいいですね。
なるほど。分かりました!
特に数学が得意な方は論理的に教えますので、任せてください!